観音寺(坪井)の紫陽花

梅雨時の風物詩

梅雨時の風物詩,アジサイは、鬱としい梅雨空を晴れやかな気分にする鮮やかな花である。あじさいの花の色は、土壌成分によって変化する、即ち、酸性であれば青色、アルカリ性であれば赤色となる。また、成長するに従い色は薄緑色⇒白色⇒青紫・赤色と変化する。
 このような性質を反映したのか、花言葉も欧州では、〝移り気〟〝浮気〟変節〟など、あまり好感の持てないものが多いと聞く、しかし、わが国では〝仲良し〟〝友情〟〝平和〟〝団結〟などが花言葉とされている様である。梅雨のある日本では梅雨空に相応しい花である。

観音寺あじさい1

紫陽花は、「ガクアジサイ」と「ホンアジサイ(西洋アジサイ)」」の2種類です。
観音寺あじさい2

アジサイの原産地は日本です。
日本古来のアジサイは「ガクアジサイ」で、花は青色だったそうです

観音寺あじさい3

アジサイの語源は、集真藍(あずさあい)が語源とのこと。(異説あり)
観音寺あじさい4

ガクアジサイが江戸時代にヨーロッパに輸出され品種改良されたものが「ホンアジサイ(西洋アジサイ)」とのことです。

大正時代にホンアジサイ(西洋アジサイ)がヨーロッパから逆輸入され、いまではこれが一般的なアジサイのようになっている。
観音寺あじさい5

アジサイには毒があるらしい。つぼみ、葉、根の部分には、毒性の成分が含まれている。触れる分には無害なるも、間違っても口にしてはいけない。

観音寺あじさい6

アジサイを「紫陽花」と書くのは誤用とされている。根拠は唐の詩人白居易(白楽天)が命名した別の花(花名判らず)のことを平安時代の学者源順(みなもとのしたごう)が今のアジサイにこの漢字を当てたためと云われている。
観音寺あじさい7

1986年8月種子島宇宙センターから打ち上げられた測地実験衛星は「あじさい」と命名されている。30年の長期にわたり貴重な観測データが高く評価されている。
観音寺あじさい8

広島のアジサイ名所
中央森林公園(三原市)、神宮寺(府中市)観音寺(佐伯区坪井)、康徳寺(世羅郡)、広島市植物公園(佐伯区)、国営備北丘陵公園(庄原市)
個々の写真と横の文章は特に関連づけたものではありません。 160625





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